華琉(ケル)の犬生活♪

長男:華琉(ける)、長女:ソフィア、
次男:潤琉(おる)、次女:璃琉(りる)の記録。
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3月8日(水)

いつものように華琉のお見舞いに行く。
18時ギリギリの滑り込み。

いつものようにお散歩へ連れ出し、いつものように帰ろ・・・

ちょ〜〜〜〜〜と待ったぁ!の看護婦さんからの呼び止め。

どうやら担当獣医さんからお話があるようで。。。

18時半過ぎ。診察に来ていた他の方々はみな帰られ、残るは我が家のみ。

あ〜こんな状況、ちょうど1週間前もそうだったよな・・・
デジャブかよ?!

獣医さんに呼ばれ、診察室へ。

獣医さん「病理検査の結果が出ましたので、お伝えします」と。



病理検査の結果


【下腹部腫瘤:肥満細胞腫グレード3】
  ・異型性…中程度
  ・核分裂像…やや多い
  ・核分裂指数…20

【鼠径リンパ節:転移病巣あり(占拠率50%)】
  ・原発箇所の再発、遠隔転移(リンパ節、肝臓、脾臓、バフィーコート(血液の血小板や白血球)などに関する
   厳重な経過観察が必要。)

脚(左足膝裏)のものは良性につき問題なし。






術後すぐの獣医さんの見立てから、非常に厳しい状況とは覚悟してはいたものの、
こうして病理検査の結果として紙で渡されちゃうと、ね・・・



で、今後の治療方針も決まりました。



☆抗癌剤治療が必要。3/12(日)からスタート。


抗癌剤スケジュール

<第一段階>

抗癌剤の種類【1種類】

1週間に1回×4回の静脈注射。

ここで再発が見受けられなければ、

2週間に1回×4回の静脈注射。

所要期間、3ヶ月。



ここで再発が見受けられなければ、一旦終了。


その後、再発があるようなら、


<第二段階>

2種類(上記抗癌剤と分子標的薬(トセラニブ)c-kit)の抗癌剤を上記スケジュールでの投薬となる。
その後も継続する必要ある。


※再発と判断される症状

・嘔吐。
・流血が止まらない。




内蔵への遠隔転移については、エコーやレントゲンをこの時点ではしていない為
確実な遠隔転移は明示されていません。
しかし、通常は抜糸が全て終わる頃から抗がん剤治療を始めたりするそうです。
何故なら、抗がん剤によって癌細胞は勿論ですが、当然の如く、健全な細胞も癌細胞と一緒に破壊されます。
それは骨髄に対してもいえる事で、骨髄は血液の元を造る大切な場所。。。
そこが攻撃されるという事は、術後間もない華琉にとっては相当のダメージとなります。


そんなに華琉には残された時間が無いって事なの?????


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posted by 華琉   [華琉の闘病記録] || [comments(2)]

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3月4日(土)

術後初めてのお見舞いに行ったことは、前記事で書きました。

そして、その日が術後初めて担当獣医さんとお話しする日でした。

まさかの華琉の散歩を済ませ華琉を入院室へ戻すと、看護師さんより

「後でセンセーからお話しありますから、ちょっと待っててくださーい!」って。


待合室で待つこと数十分。。。
獣医さんから、華琉の手術の結果を聞きました。。。


1)下腹部の原発箇所は、肉眼で確認できる限りは除去できた事。
 但し、肥満細胞腫は木の根っこのように周辺へ浸潤していくので
 顕微鏡レベルでの浸潤まで除去できたとは断言できない。

2)表皮的には直径18cm弱の広さで切除、深さは当初予定では第一筋肉層までだったが
 マージン取っても真皮層までの切除で済んだ。

3)表皮の切除範囲が広かったので、予定通り、左大腿部の皮膚を一部剥離し移植する
 有茎植皮術で閉腹縫合を行った。

4)有茎植皮術なので、遊離植皮術よりもはるかに移植部の生着は良いと考えられるが
 それでも生着するのには時間がかかる。
 また、生着するにあたり漿液が出るけれど、これが大量に出過ぎると元々の皮下組織と
 移植した皮膚組織の間にたまって液体の層が出来てしまい生着しづらくなるので
 漿液を体外に排出する為に、腹部に「ドレン」(漿液を体外へ排出させるための
 要は排水管みたいなもの)を入れている。これは漿液があまり出なければ、すぐに外す。

5)大部分の範囲で生着に問題はないとみているが、皮膚つなぎ目が鋭角になっているような箇所は
 うまく生着できず、剥脱欠損する可能性もある。
 そうなった場合は、自己治癒能力による皮膚再生で新しい皮膚が出来るのを待つことになる。

6)腹部縫合にあたり、おち○ちんの先っちょギリギリまでの縫合となってしまった。
 かろうじて排尿には問題ないようにはしてあるけれど、縫い目の関係で先っちょが少し左側へ向いてしまった。
 一応、真直ぐ向くようにはしてあるが、また横むいちゃうかもしれない?!

7)おち○ちんの先っちょの所、ちょうど縫合の端っこの所がドッグイヤーになっている。
 また、術後間もないので多少まだむくみがあり余計に目立つが、時間経過と共になじんでくるから大丈夫。

 【注釈】
 ドッグイヤー・・・デキモノを取り除く際、円形に切り取り円形のまま皮膚を縫い縮めようとすると、
 その両端の皮膚が持ち上がって余ります。この外観が犬の耳に似ていることから、
 ドッグ・イヤー(Dog-ear)と呼ばれます。

8)有茎植皮術をするのに、左大腿部では足りなくなることも想定し、右大腿部の毛剃りもした。
 その際、膝裏に7mmくらいのしこりが見つかった。術中、念の為、
 針検したら肥満細胞腫の癌組織が見つかったためこのしこりも切除。
 また、このしこり下のリンパ節にも浸潤が見られたため、リンパ節も切除した。
 但し、足が細く切除するにあたりマージンが3cmはとてもではないが確保できなかったので
 ギリギリの1.5cmのマージンで切除した。
 リンパ節からの転移(遠隔転移含む)は後日の検査結果でないと分からないが、この場所での
 目視による浸潤は見受けられなかった。

9)退院のメドは、1週間〜10日後を予定している。
 
10)切除した原発箇所は外部機関に検査に出す。
 外部機関からの細胞検の検査結果は、1週間〜10日後、病院へ結果が届くので
 その結果が届き次第、今後の詳細の治療方針を決めていく。

11)病院が把握している限りでの、飼い主の犬達への日々の健康管理状況から考えるに
 デキモノと思われているものを見つけた時期は、デキモノが下腹部に出来始めてから
 ここまで成長するのに、長い時間がかかって大きくなったとは考えにくい。
 おそらく、デキモノは、相当なスピードで成長したのだと考察する。
 としたら、華琉の場合の肥満細胞腫は、進行もかなり早いと推測される。
 今回の手術で全て切除出来ていれば、今後の治療で再発を抑える事だけに集中すればよいと
 思われるが、万が一、取り切れていなかった(転移があった)場合は、それなりの覚悟が必要である。

12)抜糸は30針近く縫合と、皮膚の生着を第一に考える為、ゆっくり、状態をみながら少しづつ行う。
 生着が認められ、抜糸しようとしている周辺も、漿液が出ていない事、出血が見られない事
 皮下のむくみ(腫れ)が無い事等を確認できた箇所から、少しずつ抜糸をしていくため
 抜糸は3ヶ月くらいかけてゆっくり行う予定。




と、まぁざっとこんな感じ?!

中には厳しい話もあったけれど、術前のレントゲン&エコーでは明確な転移は認められなかったし
開腹して切除する際、周辺への浸潤もなさそうという事だったので、ひとまずはホッとした。

なにより、筋肉層の切除がなかったことが一番!
筋肉層を切除しちゃうと、回復もうんと遅くなるし、第一、歩くことが大変になっちゃうからね?!
お散歩大好きな華琉にとって、歩くことが困難になるのはなにより辛いだろうし・・・

癌になった事、それが無ければ今回こうはならなかったんだけど、とりあえず原発箇所は除去できた。
今は皮膚移植の生着と、縫合痕の一日も早い回復を祈るのみ!


これより先、華琉の手術後の腹部などの写真があります。
苦手な方はここでSTOP!!! 
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