華琉(ケル)の犬生活♪

長男:華琉(ける)、長女:ソフィア、
次男:潤琉(おる)、次女:璃琉(りる)の記録。
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最初に・・・

今日の記事は、里親になった私個人の想う事をつらつらと書き連ねます。
多分、おもしろみはナイと思います。おまけに、めちゃめちゃ長いです?!
そして、あくまで私個人的な考えで書いています。
ですので、私と異なる考え方・意見を持つ方もいらっしゃると思います。
けれど、私と考え方の違う方達の思考・意見を否定するものでない事を
きちんとご理解の上、読んでいただけると幸いです。。。


では、本題に入ります・・・


2015年8月29日
私は、推定4〜5歳の可愛いチワワの女の仔の里親になりました。
まだ家族になって約3ヶ月ですが、今では愛おしくて仕方のない仔で
もうずっとずっと一緒に暮らしてきているような気がしています。

正直、成犬の里親になったのは初めてでした。
なので、「どんな感じだろう?」という気持ちもなかったわけではありません。

そりゃそうさ。

我が家に来るまでの過去は一切わからない。
どんな環境で育ったのか、どんな人に育てられたのか
どんな愛情の掛けられ方をしてきたのか、はたまた愛情とは無縁だったのか
何故、保健所なんかに行かなければならなかったのか・・・
そして彼女はどんなトラウマがあるのか・・・

全く分からないんだから・・・

でもねでもね、実際に璃琉と暮らし始めて分かった。

分からない過去を知りたいと思う反面、知ってどーする?知ったところでどうなる?
知って理解する事も出来るかもしれないけど、それより今いるここから先、前を向いた方が良くない?!
過去は消し去ったり変えられなくても、辛い記憶はこれから上書きがいくらでも出来るじゃない!って。
そして、成犬を里親に迎える事の面白さも。

璃琉を見ていると、本当にそう思えてなりません。

なぜなら・・

璃琉は毎日毎日、日を重ねるごとに笑顔が増えていく。
時々「え?何故これでビビる?」って、「それがトラウマかい?」って
いう事が垣間見えるけど、そういう事すら、日々ちょっとづつ克服していってる。

仔犬から迎えたら、きっと躾や離乳食やなんだかんだ、今頃は四苦八苦(?)だろうけど
璃琉は、生活のルールを、教えて褒めてを数回繰り返すとすぐ覚える。
成犬の賢さも持ち合わせている。
でも、多分今までしたことなかったんだろうなって事(おもちゃ遊び)なんかは
まるで仔犬が「初めて」の経験をするかのような振る舞いで夢中になり
それこそ璃琉は仔犬に戻る。仕草がまるで仔犬ちゃんw

なんだかね、こんな言い方をしたらイケないのかもしれないけれど
「1粒で2度おいしい」みたいなw

うん、確かに「この年でこんな事も出来ないの?」って思うと教えるのもイヤになるかもしれない。
でも単純に「仔犬を迎えた」と思えば、それはゼロから教える訳で。
実年齢は成犬でも、「我が家の家族になった年齢」は、まだゼロ歳なんだから
そこは「あなたは成犬なんだから!」と腹を立てたりイラつく所じゃないんじゃないかなって思う。


あ〜でももしかしたら、私は本当にラッキーだったのかも知れません。
何がラッキーだったかって?
それは、里子が「璃琉だった」て事。
璃琉はうちに来た時から、人にも他犬にも慣れていたし
人の懐に潜り込む(可愛がられる)のが本当にウマい仔だから。


日々可愛さが増していく璃琉♪愛おしさがダダ漏れしちゃってます(≧∀≦) 

これは多分、璃琉自身の性格に加え、
璃琉をレスキューしてくださった保護団体さんの愛情の賜物ってのも多くあるんだと思う。。。

だからね〜
何が言いたいかっていうと・・・

ワンコを家族に迎えようと考えているなら、「里親になる」って選択肢も入れて欲しいって事。
そして仔犬だけが家族に迎えられるのではなく、成犬にもそのチャンスを与えて欲しいって事。

成犬は仔犬の可愛さがないもんって思ってる、そこの貴方!
そんな事ないわよ!!!
確かに、見た目はがっつり「大人」だけど、家族に愛情をかけられ
日に日に変わっていく表情、しぐさは、仔犬のそれとなんら変わりないから!
むしろ、そのナリ(大人)して、可愛すぎるぞ、コノヤロ〜(はぁと)ってなっちゃうから!

※ウチは今回、チワワと言う小型犬を迎えたけれど、それは大型犬であっても同じだと思っています。

なんにもない、まっさらな所から絆をつくりあげていくのも素敵な事。
でも、保護犬達の心の中に絡まってグチャグチャになってしまってるかもしれない絆の糸を
一緒にゆっくり時間をかけて解いていき、今度は絡まる事のない
まっすぐで頑丈な絆の糸を紡いでいくのも、素敵な事だと思いませんか?


・・・・って、
なんかいい事ばっかり書いてるし、とか
貴方は良い仔に巡り合えたから、そんな事が言えるのよ、とか
里親になるまで、順風満帆だったから、そんなコト言って。。。って思われたかな?

だがしかし! 我が家もこうして里親になるまで、色々あったんですよ!!!
それは遡る事、8年前。。。
そう、今は亡きソフィアを迎える前の事です。。。

当時はまだ長男犬華琉しかいなかったのですが
我が家は共働き故、華琉が寂しくないように、
また、犬仲間を迎える事で、少しでも華琉が群の生き物である犬として(人化せず)
犬らしい面を残しておいてもらいたくてなど色々思って、華琉に妹か弟を、と考えていました。

そこで、華琉の性格に合うような仔はどんな仔がいいか、どのタイミングがいいのか
性別は?何処から迎える?等々本当に色々考えをめぐらせました。

そして選択肢の一つとして「里親」も考えていました。

で、悩むより行動!と、近くで開催されている里親会があれば
足しげく通い、色々な団体さんと話をしたりしました。

しかし・・・

どこの団体さんからも帰ってくる言葉は
「ケージ飼い(寝床はケージ内で寝かせる事!)」「留守番なしor留守番は4時間程度まで」
「賃貸物件はNG」「お留守番は必ずケージに入れてください」
こんな言葉ばかり・・・

このブログを読んでくれている奇特な方や
実際に交流のある方はご存知かと思いますが
我が家には、ケージがありません。
勿論、寝床として使えるカドラーやドームベッド等はありますが
就寝時間だからと、決められたエリア(ケージ内等)で寝なさいという事をしていません。
寝たい時に、好きな場所で好きなように寝ればよい。
私やTAKと寄り添って寝たければ、いつでもベッドに潜り込んで来れば良い。
(一緒に寝る事をヨシとしているので、ベッドは犬が老いても
上り下りに支障をきたさない床上20cm程度の高さの、みんなで寝ても
窮屈でないクイーンサイズのベッドに買い替えた)
お留守番も、長い時間家の中に居るのだから、せめて狭い家の中でも好きな所へ移動などして
気分転換しつつ、ゆっくり寛いで「留守番業務」をしてくれたらと考え
水場(風呂場&トイレ)以外は、完全室内フリーにしています。

※当然、室内フリーのお留守番ですから、危険もあるでしょう。。。
 それら危険要素と思えるものは、考えられる限り排除しています。
 あ!イタズラについては、ワンズの命の危険のない事であれば気にしません。
 本当にイケない事は教えているし、そうでないレベルなら片付ければ済むことだし。

こういった我が家の飼育指針をいくらお話ししても、
当時私が伺った複数団体さんには、理解頂けませんでした。

まぁ、色々な考えや立場等ありますから、当時のそれらの団体さんを否定するつもりもありませんし
そんな事があったからこそ、ソフィアに巡り合えたんだと今は思えますが。。。


でもね。。。

酷い時は、

「先住犬が雑種?そんな家には当会の純血種は出せません」
(華琉はパピヨン×チワワのMIXなので雑種なのです)

「先住犬が雑種の男の仔で、次は女の仔が欲しい?さらに雑種を作るつもりなの?」
(当時、華琉は既に去勢していましたが、去勢してるかしていないか確認もせず言われた)

なんて言われた事もあったのです。


これには傷つきましたよ。
最愛の家族を否定されたんですからね・・・
流行のMIXだから華琉を家族にしたんじゃない。
たまたま出会って、家族になりたいって思えた仔(華琉)がMIXだっただけ。
私は「犬」という種族が好きなのだ。
雑種でも、デカくても、小さくても、鼻ぺちゃでも、短毛種でも長毛種でも
どんな仔も、みんなそれぞれ違った個性があって可愛いのだ。

でも、ぜんぜん私の想いは伝わらない。。。

さすがにこんな私でも、暫くは凹みましたよ〜
凹みまくって、保護団体ってのが「偽善」に見えたりしたもの!?
なんで家族として暮らしていこうとしてるのに、他人からとやかく言われなきゃいけないの?
いっそペットショップで買っちゃった方がいいじゃん、なんてふと思ったりもしたし。。。


でもでもでもでも!!!!!

やっぱりいつかは里親でワンコを迎えたいという想いは無くなりませんでした。
(まぁ、その間、いろんな流れでソフィアと潤琉が家族になったのですが。。。)

そして、それからは、ちょいちょいネットで色々調べ、自分が心から賛同できると思える方針を
打ち出している団体さんを探したりしていました。

え?犬を探していたんじゃないのかって?
いえ、ワンコは探していません。
「こういう仔がいい!」と探す「目的のワンコ」が私にはいないから。
前述したとおり、私には、仔犬も成犬も老犬も、元気でも持病持ちでも
その仔が「犬」であれば、あとは取るに足らない問題(?)と思っているから。
※「取るに足らない」とは、どうでもいいとかそういう事ではなく
 概ねの事は時間をかけて解決できる事だと思っているので、問題ではないという事です。
 

あったんです!
私の飼育指針とジャストミ〜〜〜〜ト!した保護団体さんが!

でもね、やっぱり暫くはなんの行動できませんでした。
我が家には既に3ワンズいて、キャパは3頭ってTAKにきつ〜く釘を刺されていたし・・・
ただ、その団体さんのブログを眺めていました。


で、そうこうしているうちにソフィアが・・・(泣)
TAKはソフィアロスから、もう暫くは新たに犬は迎えないと言っていたのですが・・・

私、行動に出ちゃいました。

ただ、今すぐ迎えよう!とか、そんなんじゃなくて
とりあえず、次に迎えるなら是が非でも里親!
でも、迎えるなら自分の支持できる、賛同できる団体さんからにしたい!
それにはまず、その団体さんと話がしてみたい。
実際にあって、自分の飼育指針もきいてもらって理解してもらえるか?まずはそこからだ!って。

で、近くで里親会を開催するとブログで知り、のこのこと出向いて行ったのです。
そこで色々お話しを聞かせてもらったり、聞いてもらったり…

やっぱりね、行って正解でした!

まぁ、そこから先は、このブログの前の記事でも書いているので割愛しますが。。。

そんなこんなで、私が現実的に、保護団体さんからワンコを迎え里親になるまで8年の歳月を経ています。
いや、色々なタイミングってのもあるから、一言で「8年」って言うのも変だけど・・・

でね、私、今回つくづく感じたんです。。。

里親になるには、本当にいろんな事があります。
譲渡の条件だったり、トライアル期間だったり・・・
そして譲渡の条件などは、個々の団体さんの方針によって色々あります。
以前は、譲渡条件って厄介でそんなもの必要?って思ったり
トライアルなんて、お迎えする決心があるのになんで?って思ったり・・・

けれど、譲渡条件には、その仔が本当に幸せになれるように
もう二度と捨てられたり虐待(暴力は勿論ネグレクトも)されたりして
辛い思いを繰り返させないために、
トライアルは、里親さんと里子ワン達お互いが、家族になる為の準備期間で
本当に家族としてこれからやっていかれるのかをきちんと実生活を以って体験し
確認していく大切な期間なんだって、よ〜く分かりました。

そりゃそうだよね、ボランティアの皆さんは、いつかはそのワン仔の幸せのためとはいえ
自分の元を離れてしまうワン仔達を、ただその仔達の幸せを願い
私財、時間、労力を惜しみなく注いでいるんだものね。
そう考えたら、里親になるって、ただ保護犬を迎えるだけじゃないって。
その仔の過去や心の傷やトラウマ、もしかしたら病気があったとしたら、それを全部受け入れると同時に
その仔を保護してくれた団体さんや、里子に出るまで我が仔同然に愛情掛けてみてくれた
仮ファミリーのみなさんの想いも、ちゃんと受け取れなくちゃダメなんだって。


だからきっと8年前の私は、里親になる事が出来なかったんだろうなって、そう思った。。。

今、こう考えられるようになった私が、本当に里親として完璧なのかと言われたら
申し訳ないけれど、胸を張って「はい!」とは言い切れない。
いくら物心がついた頃から犬のいる生活をしてきた私でも、新しい仔を迎えれば
「経験」はあっても、その仔に対しては全部が「初」だから。
けれど、私は璃琉の親になるって決めた。
この仔の最期の時までずっと一緒に居たいって思ってる。
だから、私は璃琉(勿論華琉や潤琉もね)と一緒に、色々頑張っていきますよ(^ω^)b
で、いつか璃琉や、璃琉を私達家族に託してくれた団体さんに
「このうちの仔になって良かった!」て、ぜ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ったいに思われるようになるぞ!!!


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posted by 華琉   [のんのつぶやき] || [comments(2)]
Comments
>ぱぴままさん
ありがとうございます!
璃琉をレスキューしてくださったパピママさんにそう言って頂けるなんて、本当に嬉しいです!
そして何より、璃琉を我が家に託してくださって、今も璃琉を温かく見守ってくださっている、こんな小さな体に宿る命が誰かに愛されているという事が嬉しくてなりません!
きっと璃琉も、レスキューされて生まれ変わった「今」を謳歌してくれていると思いたいです♪
「諦めない」「ブレない想い」って、大事ですね!
パピママさんや多くのボランティアさんの並々ならぬ努力と想いに比べたら、私は本当に璃琉のメヤニ(?!)くらいにも及ばないものですが、それでも、せっかく璃琉と家族になれたのですから、保護犬(猫)達の役に立てるような何かをしていきたいと改めて感じました!


posted by  のん  at 2015/12/08 8:43 AM
心に響くメッセージでした…。
保護犬を家族に迎える事の葛藤も、覚悟も……
何だかセンターから引き取りをして来る私の気持ちと似ています。
引き取り後の検査で分かる病もあるし、
噛む、吠えるなどの行動も生活をしてみないと分からない。
最悪、、、の時でも全てを受け止める覚悟で行動をしています。
なので、多くは救えない微力団体ですが、、;^_^A
りったんに「この家の子になって良かった」と思って貰う!!と言うところも、、同じです。
「この家に保護されて良かった」って思え、、
それ以上に愛してくれる家族にバトンタッチをしたい。。
りったんの保護をした団体さんは
既に、「このママさんで良かった!!」
って思っています(^_−)−☆w

保護犬を迎える事に躊躇しているかたにも
このストレートで素直なお言葉は必ず響くはずです。
素敵な記事をありがとうございました。

追伸
ワンちゃんの生活についての考え方が
のんさんと私は全くと言って良いほど同じなんです♪
(光栄です♪)
何を聞いても「そうだよねー♪」って……同意!(笑)

人とも動物達とも、
私は 出会いは偶然のようで必然的に出会うと思っているんです。
沢山の団体さんとの出会いが有ったから、、
嫌な想いをされても諦めずご自身の想いを貫いたから
りったんと出会えたんですものね♪





posted by  パピママ  at 2015/12/01 12:32 AM